クリストフルの展示会がパリ装飾美術館で開催
2024/08/08

クリストフル、輝く物語

2024年11月14日から2025年4月20日まで、パリの装飾芸術美術館は
クリストフルの作品と優れたノウハウに敬意を払う展覧会を開催します。

シャルル・クリストフルとアンリ・ブイエが作り上げた金細工職人は、
1830年代から今日に至るまで、シルバーの形や装飾を変化させ、
日常生活に浸透させてきました。ジオ・ポンティ、アンドレ・プットマン、
カール・ラガーフェルド、ファレル・ウィリアムスなど、一流のデザイナーや
ファッション クリエイターと関わりを持つクリストフルは、
新しい色や装飾で彩り、伝統的な金細工に革命を起こす芸術的な研究所です。

小さなテーブルスプーンから万国博覧会に置かれている記念碑的な花瓶まで、
約1,000点の金細工、ジュエリー、絵画、ポスターが、この伝統あるメゾンの
並外れた運命を辿ります。19世紀に流行したアール・ヌーヴォー・コレクションを
担当するオードリー・ゲイ=マズエル。彼のキュレーションによるこの展覧会は、
クリスティン&スティーブン・アレン・シュワルツマン ギャラリーで開催され、
金細工職人という職業の舞台裏と、伝説的で豪華な食卓をイマーシブな舞台で披露します。


THE STORY OF AN EXCEPTIONAL SILVERSMITH

クリストフルは、パリ装飾美術館で開催された展示会に際して、特別なアートワークを制作しました。

クリストフルは、食器にとどまらず、食卓にアートを提供し続ける
フレンチ ラグジュアリーのシンボルとして、宝物の豊かさと多様性を明らかにし、世界に共有します。

 

THE SURTOUT : ODE TO ORIGINS

In the style of the masterpieces presented during the World Fairs of the 19th century, Jean-Pierre Cottet-Dubreuil imagined the Ode to Origins, a unique piece of Haute-Orfevrerie produced in the Christofle workshops.

 

A unique, monumental piece of great technical prowess, combining ancestral know-how and modern technology. It required more than 1,000 hours of work over a year and a half, from its conception -drawings and models, to its creation by all the craftsmen, goldsmiths, founders and engineers of the Christofle atelier and its partners.

Presented in apotheosis at the end of the exhibition at the  musée des Arts décoratifs in Paris, this singular set, a unique example, will then be offered for sale.

 

It is accompanied by pairs of nine-light candelabras and table mirrors. Its shapes, both geometric and organic, make this unique piece shine with a thousand reflections.

 

The main part also includes rock crystal elements: certain cubes and the central cup measuring 40 cm in diameter, all cut from a block of crystal weighing 75 kg.

 

リ・エディション

この展覧会では、クリストフルの象徴的なオブジェの復刻版が登場

小さめな花瓶

オニオン, ニンジン、セロリ

1891年にクリストフルの工房で制作された
この3つの小さな花瓶は、動物や植物がオブジェや
芸術作品の創作にインスピレーションを与えていた
自然主義美術の時代を象徴します。

これは、柔らかな曲線と自然界のモチーフを特徴とした
アール・ヌーヴォーのデザインが登場する前から存在する
動きでした。シルバーでコーティングされた3つの野菜は、
驚くほどリアルに表現されており、装飾や葉は細かく
描かれております。

これらの花瓶は、クリストフルの有名な
「スカッシュ」や「パティソン」を連想させます。

キッシング・フィッシュ

花瓶

メゾンに欠かせないクラシックなデザインである
魚の形をした花瓶が、シルバーでコーティングされた
作品に復刻しました。

はじめに、鋳鉄で作られ、目やヒレのような細部に
特別な注意を払い、生命力と個性を与えてました。

1865年から1878年までクリストフルの製図と
構成の責任者を務めた建築家、エミール・ライバーが
デザインしたこの魚型の花瓶。

この花瓶は、江戸時代末期(1603年~1868年)に作られた
日本の青銅製花瓶からインスピレーションを得た作品です。

 

コンテンポラリー・ピース

アフィニティ ウォーター ピッチャー

リュック・ラネル、ジオ・ポンティ、
リノ・サッバティーニ、タピオ・ウィルッカラ、
アンドレ・プットマン、マーティン・ゼケリー。

数十年にわたり、クリストフルの未来を想像してきた
この偉大なデザイナーたちの伝統を受け継ぎ、クリストフルは
この展覧会のために新作「アフィニテ」ウォーターピッチャーを
制作しました。

ステンレスとシルバーを組み合わせたこのオブジェは、
クリストフルのカタログに常に存在する、色調の異なる2つの
素材をユニークな方法で組み合わせています。