深みのあるパティナとゴールドの装飾が、美しいコントラストを描くロングネックベース。1920年にオーギュスト・ドラエルシュがクリストフルのためにデザインした、「ディナンドリー(Dinanderie)」コレクションのヴィンテージピースです。
すらりと伸びるネックを持つフォルムに、花々と幾何学模様によるゴールドの装飾をあしらい、深いブラウンのパティナを背景にその繊細な意匠を際立たせています。
ディナンドリーのベースには銅または真鍮が用いられ、へら絞り、または電鋳によって成形されました。その後、デザイン部分をワニスで保護し、酸によるエッチングを施したのち、電気めっきによってシルバーまたはゴールドで仕上げるという、複数の工程を経て制作されています。
最後にワニスを取り除き、塩類や化学処理によって金属にパティナを施すことで、酸化した銅合金ならではの独特な色彩が現れます。金属の表情とゴールドの輝き、緻密な装飾が響き合う、クリストフルのメタルワークの技術を映し出す一品です。
クリストフル ヴィンテージ コレクションは、クリストフルが厳選・鑑定したヴィンテージピースを取り揃えたコレクションです。良好な状態のピースを選び、ノルマンディーの工房で丁寧に修復・メンテナンスしています。